新幹線の運賃や料金はどうきまる?しくみを解説

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新幹線に乗る時には、乗車券と新幹線特急券の2枚が最低でも必要になっています。

新幹線も特急ですから、当然特急券が必要になってきます。指定席や自由席・グリーン車などでも料金が変わってきます。

では新幹線の運賃や料金はどのようにきめているのでしょうか。

 

新幹線の運賃どのようにしてきまるのでしょうか?

新幹線に乗車するには乗車券と新幹線特急券の2枚が必要になります。

乗車券の運賃はどうやって決まっているのでしょうか?

これは国土交通省が決めている4つの運賃体系から各鉄道会社が選択していることになっています。

対キロ制 各JR会社
対キロ区間制 私鉄各社 東京メトロ・営団地下鉄など
区間制 箱根登山鉄道など
均一性 路面電車や新交通システムなど

対キロ制はJRしか採用されていません。

この方式は、

キロ当たりの賃率×乗車区間の営業キロ数=運賃額

という計算方法になります。

キロ当たりの賃率はかなり複雑な計算を行っているようなので、今回は簡単に説明すると

キロ当たりの賃料=10円とした場合、50km移動した時にかかる運賃は500円となります。

新幹線の乗車券の金額とJRの普通電車で移動した距離が同じならば乗車券は同じになるのです。

種類 場所 乗車券の金額
新幹線 東京~名古屋間 6260円
JR東海道線 東京~名古屋間 6260円

このように、同じ金額になるのです。

乗車券はどこまで移動してもJRを利用している限りは同じ金額になるという事になるのです。

 

新幹線のもう一つのチケット特急券の決まりは?

乗車券の運賃の決め方が何となく何となくわかった所で、次に特急券の料金の決め方については、更に複雑に入り組んで計算がされているのです。

JRの料金見直しが掛かった場合には相当計算で苦労しそうです。

特急券は1つのサービスと考えてもらうといいのかと思います。

先ほど紹介した東京名古屋間の乗車券は同じ料金でしたが、新幹線の場合にはこれに特急料金が加算されます。

東京名古屋間の特急料金は4100円です。

自由席の場合にはのぞみ・ひかり・こだまの区別はありません。

東京名古屋間 所要時間
新幹線
  • のぞみ:1時間36分
  • ひかり:1時間52分
  • こだま:2時間36分
東海道線
  • 6時間5分

新幹線と東海道線では3時間30分~4時間30分もの時間差が生まれてしまします。

この速く到着できる事がサービスとして考えられるのです。

自由席特急券の場合には早く目的地に付ける事をサービスとしているのです。

 

指定席特急券

指定席特急券はと言うと、チケットを購入した方に座席に座ってもらう事ができるサービスが加算される事になります。

またグリーン車は指定席特急券+グリーン車の施設利用が加わったものと考えてもらうのが良いでしょう。

当然ながらこれらのサービスは距離が延びれば金額も加算されて行く事になります。

またJRの場合には1日の移動距離が600kmを超えると運賃の割引がされます。若干ですが。

乗車券・特急券共に割引対象になるはずなので、新幹線の駅で言えば東京~姫路を超えた辺りから割引料金が適用になるはずです。

 

まとめ

新幹線の運賃と料金はどうやって決まるのか?について紹介してきました。

乗車券の決め方は何となくわかると思いますが、特急料金はサービス料金という事で複雑な計算を繰り返してはじき出しておりさらに、国交省の決まりごともそれに加わるようですから、簡単には正直説明できる物ではありません。

JRの特急券の決め方の内部文章を見ても理解できるかは難しい所でしょう。

計算されている方は、PCに数値などを入力すると金額が出るように設定されているでしょうから、事細かい計算方法は理解されていないと思います。

新幹線の料金が高いと言われ続けるのは、特急券のあり方問題という事になりそうです。

料金だけを見ればLCC等の方が確実に安い訳ですから、そちらに全部が流れるのが理論的なのですが、実際はそうではありませんから、そこに新幹線の魅力があるのかもしれません。

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