新幹線のチケットを購入した時、品川駅から乗る事を告げて新幹線の指定席チケットを購入した場合、仕事の都合で東京駅から乗らなければ、指定した新幹線に乗車出来ないという事もあるでしょう。
その場合に東京駅から品川駅間の乗車券と特急券を支払わなければ、普通は乗車する事ができませんよね。
しかし、東海道新幹線の場合には、なぜか、乗車券と特急券を支払わずに乗車する事が可能になっているのです。
逆に品川駅で降りなければならないとか、東京駅で降りても問題はないという事になります。
なぜ品川駅乗下車で購入したチケットで東京駅で乗下車が可能なのでしょうか?
品川駅乗下車チケットで東京駅で乗下車が可能なのか?
皆さんは、そんなことできるわけないと思いますよね。
普通1駅間でも違えば運賃に差が生じるはずですから、品川駅と東京駅間でも当然運賃の違いはでるはずなのです。
しかし、東海道新幹線のチケットは品川駅のチケットで東京駅で乗下車が可能なのです。
厳密に言えば、品川駅で降りなければならないのです。
これには新幹線のチケットの購入代金に秘密が隠されているのです。
チケットの購入代金の秘密
新幹線のチケットの購入代金はこちらです。
| 場所 | 指定席券料金 |
| 東京駅から新大阪 | 14140円 |
| 品川駅から新大阪 | 14140円 |
このように、両駅とも同じ金額設定になっているのです。
同じ金額設定になっている為に、本来は品川駅で乗降しなければならないのですが、東京駅で乗降が可能となっているようなのです。
厳密に言うと本来は品川駅で乗降しなければ、ならないのですが、同じ料金設定になっていることで、便宜上、JR東海道側の裁量で乗降が可能になっているのです。
ただし、この場合には必ず、有人改札を使用しなければならない事に注意してください。
自動改札にチケットをいれてしまった場合には確実にゲートが締まります。
機械は、裁量することができませんから、必ず有人改札を使用してください。
東北新幹線の場合、上野駅乗降のチケットで東京駅で乗降は可能?
東海道新幹線で品川駅乗降のチケットで東京駅でも乗降が可能という事がわかりましたが、
東北新幹線の上野駅乗降チケットで、東京駅でも有人改札を使用すれば、追加料金無しで乗降が可能なのでしょうか?
東京駅・品川駅の事を考えると、乗降が可能のように考えてしまう所ですが、東京駅と上野駅では、追加料金を支払わないと東京駅で乗降が出来ないのです。
東北新幹線の東京駅上野駅間の料金は210円という金額の差が発生しているのです。
JR東海とJR東日本という企業間の違いのため発生しているようにも感じますよね。
実際の所は、JR東日本側の思惑が絡んでいる事は確かなようなのです。
上野駅で降りた方がお得
そんな深いJR東日本の思惑があるわけではないのですが、上野駅で降りた方が210円安くすみますよ~という考えから料金設定にあえて210円の差額を付けているという事になっているのです。
新幹線のチケットには都区内・市内・山の手線内の種別がついていますから、わざわざ東京駅まで行かなくても、上野駅で降りてその付随したチケットを使用すれば、210円安く最寄り駅で降りる事ができるということの様なのです。
JR東日本としては、東京駅を利用しないで上野駅を使用してくださいねと言う考えがあるのです。
東京駅で降りたい場合には車掌に支払うか、東京駅で清算機を使って降りる事になるのです。
まとめ
新幹線のチケットの謎めいたシステムについて紹介してきました。
なかなか普段新幹線を利用しない方には品川駅と東京駅では料金が違うのでは?という考えをもっていると思います。
品川駅を過ぎた時から料金に差額が生じてくるのです。
新横浜駅では品川駅と東京駅発の新幹線では料金の差が生じているのです。
都区内という付随したチケットが関係しているようです。
この新横浜で乗降する場合は品川駅の方が若干安く乗れるという事です。
新横浜以外の場合は東京駅発・品川駅発とも同じ料金に設定されていますね。