青春18きっぷというと、最近のJRのCMでは流れていないので、既に販売されていないのでは?と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
一応季節的企画きっぷですから、なかなか浸透しずらい所は重々あるでしょうが、一度でもこのきっぷを使った方には、非常に面白い旅が出来て、お得な旅行が楽しめたという方も多いのではないでしょか。
そんな青春18きっぷを使ってお薦めのコースをいくつか紹介していきましょう。
青春18きっぷ使って日帰りコース
この場合には、片道70km以上という条件が付く事だけは忘れないでくださいね。
青春18きっぷで東京駅から発車して日帰りで帰ってこれるコースを考えてみると、最大で片道3時間が体力的限界になるのではないかと思います。
モデルコース1
目的地
静岡県:熱海
日帰り温泉と新鮮な海鮮料理とちょっとした観光。
コース的に東海道本線と割合と本数がある電車になるので、この辺りは気にする所は無いでしょう。
熱海の場合は片道約105kmで、東京駅からは乗り換え無しで行く事も可能です。
また掛かる時間も約2時間程度ですから、熱海を充分堪能できると思います。
モデルコース2
目的地
山梨県:石和温泉
日帰り温泉とワイナリー見学・季節物果物狩り。
中央線快速で東京→高尾(乗り換え)中央本線で石和温泉駅。
片道約128kmです。高尾駅で中央本線に乗り換えますが、時間が合えばそれほど待たずに乗り換えが出来ます。
片道約3時間の旅になります。
日帰り温泉でのんびり出来て、ワイナリーではワインの試飲・季節の果物狩りも出来て充分楽しめる旅になると思います。
モデルコース3
目的地
栃木県:宇都宮
目的としては、宇都宮餃子の食べ比べ。
宇都宮に行くには東京駅からはさまざまな方法があります。
東京→上野東京ライン・大宮駅→湘南新宿ライン・宇都宮駅
が乗り換えも少なく良いでしょう。
のんびり派には東北本線や宇都宮線で行くのも当然ありです。
片道約110kmで約2時間の旅になります。
宇都宮餃子以外にも宇都宮駅周辺は意外と散策し甲斐がある町なので、自分なりの旅が出来るのではと思います。
青春18きっぷで1泊2日ならどこまで行けるのか!?
5枚つづりの青春18きっぷですから、夫婦でもカップルでも、のんびり時間を費やしながら旅行を楽しみたいという方には、かなりお得なきっぷとも言えます。
一応始発から終電までが乗り放題になっているはずですから、宿の予約さえキッチリ抑えておけば格安での旅行も可能という事になります。
若干時間は掛かりますが、それもまた旅の醍醐味という事ではないでしょうか。
モデルコース1
目的地
愛知県:名古屋
新幹線を使うと名古屋までは1時間40分前後で到着しますが、途中下車の旅としては非常に不向きです。
青春18きっぷを思う存分使うには、東海道本線の利用が一番最適だと思います。
目的を食べ歩きの旅として、熱海・沼津・清水・焼津・浜松など食べ歩きが大好きな方にとっては、充分楽しみながら名古屋に向かう事が出来るでしょう。
東京→東海道本線・名古屋までは約9時間の長旅になりますが、途中下車しながらですから、ホテルの予約さえ押さえておけば、問題は無いでしょう。
モデルコース2
目的地
長野県:長野
こちらも北陸新幹線を使用すると長野までは1時間20分前後で到着します。
新幹線は時間が短縮できる半面途中下車が出来ないのがネックになります。
ゆったり行きたい方には、
東京駅→中央本線・高尾駅→甲府→松本→長野
途中駅は飛ばしていますが、ほぼ一直線の旅になります。
甲府では、名物ほうとう 松本では、国宝松本城の見学、長野では善光寺参り等の観光が出来ます。
片道300kmで約6時間40分の旅になりますが、ホテルの予約さえあれば問題ありませんからね。
モデルコース3
目的地
千葉県:銚子
意外にも、千葉県はかなり大きい事を実感する事は間違いありません。
千葉県ローカル線の小湊鉄道・いすみ鉄道(別料金)で、銚子に向かう旅なんていかがでしょう。
東京駅→五井駅→小湊鉄道・養老渓谷→上総中野→いすみ鉄道・大原→千葉駅→銚子
この工程での時間は立ち寄りしないで、9時間30分のコースになります。
銚子で1泊して、翌日は銚子電鉄で犬吠崎を目指して見てもいいでしょう。
千葉県ローカル鉄道の旅を中に取り入れながら、養老渓谷を散策する等、観光もしながら
旅をするのも有りだと思います。
まとめ
青春18きっぷを使ってのお薦めの日帰り・宿泊コースをいくつか紹介してきました。
新幹線や特急で時間短縮して現地でのんびり過ごすのもいいとは、思いますが、たまには1日かけて途中下車をしながら名物を食べたり、名所観光をしながらゆっくりと最終目的地に向かう旅もたまにはいいのではないでしょうか。
今までは知らなかった事が、何気に見えてくることは間違いないと思います。